腰痛の原因となる背骨の構造と腰椎への負担

人間は腰痛になりやすい

腰痛は肩こりと並んで現代人を悩ます症状のひとつです。

 

誰でも一生に一度は腰痛になると言われている上に、加齢や生活習慣といったきっかけが発生率を上げます。

 

腰痛を起こす人は姿勢や動作、生活習慣などのどこかに思い当たる節があるものですが、そもそも背骨の構造は腰痛を起こしやすいようになっているのです。

 

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骨格が腰痛の原因

4足歩行の動物は背骨が横向きになっていて、一ヶ所に負担が集中することはありません。

 

一方、2本の足で立つ人間は背骨が垂直になっているため、上半身の重みが腰椎に集中してのしかかります。

 

背骨には下半身を動かすためのフォローの役割もあるので、腰には想像以上の負荷がかかっているのです。つまり、人間の生まれ持った骨格はもともと腰痛を起こしやすい構造といえます。

 

腰にかかる負担

腰椎を中心にして上半身と下半身はバランスをとれるようになっています。が、上半身と下半身では体重が違うため、腰椎は下半身よりになるわけです。

 

上半身は体重の6割ほどあり、腰椎にはその2倍の力がかかるといわれています。自然に立っているだけでおよそ体重の1,2倍ほどの負担が腰にはかかっているのです。

 

姿勢が変わると負担も大きくなる

当然のことですが、わたしたちが日常生活をおくるときに直立不動の姿勢だけで過ごすことはありません。

 

前かがみになったり中腰になったり、あるいは荷物を運ぶといった行動で姿勢は変わります。姿勢が変わると上半身と下半身の重さのかかり方が変わるため、腰椎にかかる力も増えるのです。

 

たとえば、中腰姿勢になると腰への負担は立っている時の倍以上になります。立っているだけでも体重以上の力が腰にかかるため、中腰の腰への負担はすさまじいのです。

 

また、荷物を持ったときも身体の体重バランスが変わるので、腰への負担も大きくなります。荷物の重さに比例して負担も大きくなりますが、軽い荷物であっても通常時の10倍以上の負担が腰にかかります。

 

中腰で重たい荷物を持つという状態はぎっくり腰をまねく代表的な姿勢ですが、腰への負担が何十倍にもなる状態だからこそぎっくり腰になりやすいのです。

 

天秤やシーソーなどで左右のバランスが悪いときは、重しや支点を変えてバランスを保つことができます。

 

しかし、背骨や腰椎はバランスが悪いからといって、ずらしたりはできません。圧力をかけて安定を保つ仕組みになっているため、腰椎にとっては普段はかかる必要のないアンバランスな負荷がかかるわけです。

 

偏った負担は腰椎を痛めたり背筋に疲労を蓄積させます。そして腰痛という症状になって体にあらわれるのです。

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