腰痛の原因となる内臓疾患

内臓の病気による腰痛

腰痛は骨や筋肉の異常が痛みを起こすのが通常ですが、内臓の病気によって起こることも珍しくありません。

 

若い人がスポーツによる損傷や運動不足による腰痛になりやすい一方で、中高年や高齢者は筋肉や骨の異常以外に内臓疾患を原因とする腰痛に注意が必要です。

 

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内臓疾患がもたらす関連痛

内臓の病気は身体の部位に痛みを起こすことがあり、腰痛も内臓疾患を原因とするケースがあります。

 

たとえば、胃の調子が悪いときは胃痛がするものですが、腰の上の左側に痛みを感じる場合もあるのです。

 

直接的な痛みではないものを関連痛といって、仮に胃の調子が悪いことで起こる腰痛に対して骨や筋肉を調べても異常は見つかりません。

 

内臓疾患が急性腰痛を起こすこともある

内臓疾患の中には慢性的な腰痛を起こすだけでなく、ぎっくり腰のような激しい急性の腰痛を起こす病気もあります。

 

胃潰瘍などによって胃に穴があくと、背中の左側から腰にかけて激しい痛みに襲われます。

 

女性特有の子宮内膜症といった病気なども、関連痛として腰痛が起こるので注意が必要です。女性の場合は、病気だけでなく妊娠中も腰痛が起こりやすくなります。

 

痛む場所と病気の部位が違うこともある

胃が痛いときは腰痛も背中側の胃の近くが痛みます。が、関連痛は必ずしも病気になっている部位の近くが痛むとは限りません。

 

たとえば、肺や肝臓が悪いときには鎖骨のあたりに関連痛が起こることもあります。足つぼマッサージで、痛みを感じる場所が調子がよくない部位をあらわすようなイメージです。

 

関連痛があらわれる場所を知っておくと、身体のどの器官が悪くなったのかを知る目安になります。

 

腰痛以外の症状に注意

腰痛を起こす内臓疾患はさまざまで、胃や肝臓の病気だけでなく、尿管結石や感染症、欠陥の閉塞などがあります。

 

女性で重症の場合は子宮がんの恐れもあるほどで、腰だけに意識がむいて病気の発見が遅れると命の危険すらあるのです。

 

内臓疾患を原因とする腰痛は骨や筋肉に異常が見られないケースが多いですから、病院に行っても原因が特定できないときは他の病気を疑う必要があります。

 

また、病気が進行している場合は腰痛とあわせて起こった身体の異常を見逃してはいけません。

 

冷や汗や熱、足のしびれや歩行困難、排尿障害といった症状がみられるなら迅速な対応が必要です。

 

腰痛以外に目立った症状がみられない場合でも、姿勢を問わず痛むときや日を追うごとに痛みが強くなるなら内臓疾患を疑う必要があります。

 

胃潰瘍などは人間関係や仕事のストレスからジワジワと体を蝕むため、病気にかかりやすい高齢者に限らず、若い人も注意したいです。

 

年齢にかかわらず、内臓疾患とそれにともなう腰痛の予防には体の健康だけでなく、心の健康も重要になります。

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