側弯症・後弯症を原因とする腰痛

脊柱の弯曲異常で起きる腰痛

背骨は通常、ゆるやかなS字状のカーブを描いてますが、このカーブの角度が大きくなったり左右に弯曲する場合があります。

 

左右に弯曲している状態を脊柱側弯、前後に曲がっている状態をそれぞれ脊柱前弯・後弯と呼び、いずれも弯曲異常の一種です。

 

弯曲異常は悪い姿勢や成長にともなう骨の変性、加齢による変形、あるいは骨折や骨粗鬆症などを原因として起きますが、ハッキリした原因がわからないケースもあります。

 

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側弯症・後弯症の症状

側弯症も後弯症も腰痛を起こす可能性はありますが、どちらも自覚症状として痛みを感じないケースが多いです。

 

特に、中学生の女子に多くみられる突発性側弯症は、自覚症状もなければ原因も不明のため、発見・診断が遅れるケースも珍しくありません。

 

後弯症も軽度であれば、いわゆる猫背と変わりませんから放置してしまう人も多いです。しかし、弯曲した背骨では腰にかかる負担も大きくなるので、将来的に腰痛をまねくリスクは高まります。

 

神経を圧迫する痛み

脊柱の弯曲異常で腰痛が起きる場合、多くは神経が圧迫されています。神経が圧迫されるかどうかは弯曲した場所や程度によって変わります。

 

弯曲とあわせて椎間板の変性や椎体のすべりなどが生じた場合には、神経を圧迫する痛みがあらわれやすいです。

 

神経を圧迫する痛みは脊柱管狭窄症と似ていて、腰痛以外にもしびれやマヒ、背中の痛みといった身体症状が起こります。

 

画像検査は必須

弯曲異常の大半は自覚症状をともなわないので、背骨の状態を確認するために画像検査はかかせません。

 

軽度の弯曲であれば、発見さえできれば手術をせずとも姿勢矯正や装具療法で治療可能です。

 

痛みもない弯曲では発見しても放置する人が少なくないですが、肩甲骨の高さに差がでたり助骨が背中側に突き出てこぶのようになってしまいます。

 

逆に、痛みを自覚するようになってからでは、弯曲が大きくなったりより複雑になっている可能性も否定できません。症状によっては手術を検討する必要もでてくるため、早期発見が治療のポイントになります。

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