骨粗鬆症が原因の腰痛

骨粗鬆症がまねく腰の痛み

骨粗鬆症は骨密度の低下によって骨がもろくなる病気です。名前は有名ですが、症状は全身の骨に起こり骨折も起こしやすい危険な病気です。

 

骨粗鬆症によって背中や腰が痛くなることも多いため、50代以上で骨量が低下している人は注意が必要になります。

 

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骨粗鬆症の原因と症状

骨粗鬆症は骨の代謝が悪いことを原因として起こります。骨は一度できたらずっと同じ状態ではなく、破壊と形成を繰り返して形を保っているのです。

 

カルシウムに代表される栄養を材料として新しい骨を作るのが代謝にあたるのですが、代謝のバランスが悪くなると骨の形成が破壊に追いつかなくなります。

 

体内で新しく作られる骨よりも壊される骨のほうが多くなってしまうため、症状として骨がスカスカになってしまうのです。

 

椎体の変形

骨粗鬆症になると、背骨の椎体が異常な変形を起こします。特に、「魚椎変形」と呼ばれる椎体の中央が凹んだ状態は腰痛を起こしやすいです。

 

他にもくさび状や扁平状など、様々な変形をします。変形した椎体は正常なものよりももろく、つながっている他の椎体から圧迫されて骨折を起こすのです。

 

骨粗鬆症による腰痛のタイプ

骨粗鬆症を原因とする腰痛にはいくつかの種類があります。

 

激しい痛みが起こっている場合は、骨が押しつぶされたり骨折を起こしている可能性が高いです。

 

逆に、慢性痛のような鈍い腰痛の場合は、腰まわりの筋肉疲労による腰痛が考えられます。筋肉性の腰痛は慢性化しやすいので、骨粗鬆症による腰痛も慢性の危険があるのです。

 

また、痛みが短く鋭い場合は、変性がじわじわと進んでいる恐れがあります。少しの動作でも骨折を起こしやすいので、注意が必要です。

 

女性に多い骨粗鬆症

骨粗鬆症は男性よりも女性のほうがなりやすい病気です。特に、骨密度の低下がはじまる50代の女性は発症率が高くなっています。

 

もともと女性のほうが男性よりも骨が弱い上に、骨内に蓄えるカルシウムの量が少ないのも女性が発症しやすい理由です。

 

また、骨の形成を助け破壊をおさえる作用のある女性ホルモンが、閉経によって分泌されなくなるのも骨粗鬆症の発症率を上げています。

 

くわえて、女性は男性よりもダイエットをする人が多く、丈夫な骨の形成に必要な栄養が足りていないのも女性が骨粗鬆症になりやすい理由です。

 

若い人も注意

栄養不足や偏りによって丈夫な骨が作れないと、若い人でも骨粗鬆症になりかねません。

 

加齢による骨密度の低下を完全に防ぐことはできませんから、「今は」骨に異常がなくても将来の発症リスクは上がります。

 

体温や血圧のように骨密度を正確に計って管理するのは難しいですから、健康によくない生活習慣を続けないのが何より大切です。

 

骨量を増やす・減り方をおさえる

骨粗鬆症を予防するには、最大骨量を増やすのと減少量をおさえるのがポイントです。

 

10〜40代のうちに骨を丈夫に育てておくことで、骨量の最大値があがります。そのためには骨を作るカルシウムなどの栄養がかかせません。

 

50代を過ぎて骨量の減少が始まっていても、栄養摂取や適度な運動で骨粗鬆症を予防できます。若い人のように丈夫な骨を作るのは困難ですが、骨量の減り方を穏やかにして発症率を下げることが可能です。

 

骨粗鬆症で骨折したり腰痛を起こすと痛みも激しいため、日常生活を見直して発症させないことを心がけましょう。

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