脊柱管狭窄症を原因とする腰痛

脊柱管の圧迫による腰の痛み

背骨には脊髄神経のとおる孔があり、この部分を脊柱管といいます。

 

背骨が正常な状態で何も異常がなければ脊柱管も特に問題となりませんが、何らかの原因によって脊柱管が狭くなるのが脊柱管狭窄症です。

 

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脊柱管狭窄症の原因

先天性として生まれつき脊柱管が狭い人がいます。しかし、そうした人でも症状があらわれる人は少なく、通常は他の原因で狭窄症の症状は起こるものです。

 

最も多い原因は老化による椎骨の変性で、高齢者に多くみられます。脊柱管狭窄症は年代を問わず起こりえる病気ですが、50代以降に発症するケースが多い点からも老化が最も大きな原因です。

 

その他、すべり症や椎間板ヘルニアといった他の病気と合併して起きるケースと、手術によって脊柱管が狭くなり発症する場合があります。こうしたケースでは若い人も発症する可能性があるため、年齢を問わず起きる病気なのです。

 

脊柱管狭窄症の症状

脊柱管狭窄症の特徴的な身体症状として、間欠性破行があります。歩いていると徐々に痛みやしびれがでてきて歩けなくなる状態です。

 

少し休めば再び歩ける状態になるものの、短ければ1分ほど、長くとも10分程度しか歩けなくなります。歩ける時間は病気の程度によって変わりますが、日常生活への影響もはかりしれません。

 

腰の痛みは慢性腰痛の痛みですが、後ろに反った時や直立状態で特に痛みます。前かがみの姿勢になると神経の圧迫がゆるむため、痛みも少なくなります。しかし、楽になるからという理由で前かがみの姿勢を続けていると、姿勢が固定化されて腰が曲がる原因になるので治療が望ましいです。

 

脊柱管狭窄症のタイプ

脊柱管の中には脊髄神経と馬尾神経があります。外側には神経根があり、各神経は枝分かれしながら体の各部分を通っている状態です。

 

神経の圧迫のされ方で脊柱管狭窄症の種類が変わり、痛みの程度や症状にも違いがでてきます。間欠性破行はいずれのタイプにも共通して起きる症状です。

 

神経根圧迫型

脊柱管の中の神経根、脊椎からの出口の部分が圧迫されるタイプです。神経根は左右にありますが、どちらかひとつが圧迫されるケースが多くなっています。

 

圧迫された側の腰から足にかけて、痛みやしびれがあらわれるのが特徴です。椎間板の変性や脊椎分離すべり症にともなって起こりやすくなります。

 

馬尾圧迫型

脊髄につながる神経の束である馬尾が圧迫されるのが馬尾圧迫型です。しびれやマヒといった症状は神経根圧迫型とちがって左右両方にあらわれます。

 

また、排尿、排泄障害や脱力感といった症状も起こる可能性がある上、軽度でもムズムズ、ソワソワするような感覚に襲われます。

 

脊椎すべり症にともなって起こりやすく、重い症状もあるので注意が必要です。

 

混合型

混合型は神経根と馬尾神経の両方が圧迫されるタイプです。両方の神経が圧迫されるので、両タイプの症状があらわれます。

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