腰痛を起こす様々な背骨の病気

腰痛の大半は背骨に原因がある

腰痛は心因性、内臓疾患を原因とするものもありますが、多くの場合は背骨や背中の筋肉に原因があります。

 

さらに、単なる筋肉疲労や緊張で痛みが起こるケースと、何かしらの病気が原因となるケースに分けられます。

 

背骨に異常が起きて腰痛をまねく病気は多数あるため、年齢や疲れのせいだけと決めつけないように注意しましょう。

 

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腰痛をまねく腰椎・背骨の病気

腰痛を起こす病気で有名なのは、ぎっくり腰や椎間板ヘルニアです。腰椎の変性にともなう変形性腰椎症や脊柱管狭窄症、すべり症や分離症といった病気も、骨に異常を起こし腰痛のきっかけとなります。

 

脱臼やねんざ、骨折などの外傷も場合によっては腰痛を起こすことがあります。骨粗鬆症も骨折にともなう腰痛につながりやすい病気です。

 

側弯症や後弯症は自覚症状としての腰痛がみられないケースもありますが、神経を圧迫した場合は痛みます。

 

いずれの病気も、腰に痛みを感じたときにきちんと検査を受ければ発見・治療可能です。ただし、腰痛は意外な病気が原因となることもあります。

 

骨・脊椎にできる腫瘍

人間の骨、特に高齢者の骨には簡単に腫瘍ができるものではありませんが、可能性は0ではありません。若い人で骨に悪性腫瘍ができると、骨肉腫となって命の危険すらあります。

 

高齢者で骨に悪性腫瘍がみられる場合、がんの転移が疑われます。特に骨に転移しやすいのは乳がんと肺がんです。

 

背骨は体の中心にあるため、がんも背骨に転移しやすくなっています。転移した場合は腰だけでなく背中にも痛みを感じ、がんの進行にあわせて痛みも激しくなります。

 

また、がんの転移と比べて少ないですが、脊髄の腫瘍も腰痛の原因です。良性腫瘍にあたるものの、神経を圧迫すると痛みが慢性的につづく上に安静にしても治まらないため、手術が必要になります。

 

感染性脊椎炎

感染性脊椎炎とは、細菌の感染によって背骨が炎症を起こす病気の総称です。免疫力が低下している高齢者や糖尿病患者などは発症しやすくなっています。

 

感染した菌の種類によって病名は細かくわかれますが、背骨への感染は症状を重くすることも多いです。たとえば、何でもないおできを作るような細菌であっても、背骨に感染すると腰痛だけでなく背中に激痛を起こし高熱がでます。(化膿性脊椎炎)

 

また、結核を起こす細菌が背骨に感染した場合は結核性脊椎炎となり、背中や腰の鈍痛以外に倦怠感といった症状がでるのが特徴です。

 

結核菌は結核が治ったあとも潜伏することがあり、加齢や免疫力の低下といったきっかけによって結核性脊椎炎を発症します。

 

強直性脊椎炎

強直性脊椎炎とは自己免疫疾患の一種です。異常のある骨が増えることで背骨と骨盤をつなぐ関節が固まったり、椎体同士がくっついたりします。結果として、背骨が曲がらなくなるという症状が起きる病気です。

 

非常にまれな病気ですが、20代から40代の男性に起こりえます。珍しい病気だからこそ発見が遅れる可能性もあるので、画像検査による骨や腰椎の状態確認は欠かせません。

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