ぎっくり腰とヘルニアの違い・見分け方

ぎっくり腰とヘルニア

ぎっくり腰と椎間板ヘルニアはどちらも有名な急性腰痛症です。名前を聞いたことがあるだけでなく、実際に経験した人も多いのではないでしょうか。

 

共通している部分も多いぎっくり腰とヘルニアですが、病気としての危険度はヘルニアのほうが高いです。

 

そのため、厳密な違いや見分け方を知りいち早く発見することが、病気の悪化防止・早期回復につながります。

 

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原因の違い

ぎっくり腰とヘルニアはどちらも腰に激しい痛みが起こりますが、原因はまったく別のところにあります。

 

ぎっくり腰は主に筋肉が伸びたり筋膜が損傷を起こして痛みを起こすのに対して、ヘルニアは椎間板の内部にあるべき髄核がはみだして神経を圧迫するのが痛みの原因です。

 

ぎっくり腰でも椎間板の一部が損傷して痛みを起こすことはありますが、ヘルニアと違って髄核が突き出したり神経まで圧迫することはありません。

 

ただし、ぎっくり腰の原因が筋肉ではなく椎間板の損傷にある場合は、傷ついた椎間板にさらに負担を与えることで髄核がはみ出てヘルニアになる恐れはあります。

 

最初は筋肉や筋膜の損傷だったとしても、ぎっくり腰が悪化して椎間板の損傷・ヘルニアへと発展する可能性は0ではないので油断は禁物です。

 

症状の違い

ぎっくり腰もヘルニアも、突然激しい腰の痛みに襲われる点は共通しています。ですが、ぎっくり腰の場合は安静にしていれば数日で痛みが治まるのが通常です。

 

一方、ヘルニアの場合は発症直後の痛みが長く続き、数日たっても治まらないこともあります。

 

激痛が続く期間がぎっくり腰とヘルニアでは違うのです。

 

痛む範囲の違い

ぎっくり腰もヘルニアも急性腰痛に分類される症状ですが、痛みを感じる範囲に違いがあります。

 

ぎっくり腰は文字通り腰を中心に痛むもので、損傷ヶ所(筋肉や腰椎)が変わっても腰まわりが痛むのが通常です。

 

一方、ヘルニアは神経の圧迫が原因ですから、腰だけでなくお尻や足など下半身にも痛みが起こります。

 

ヘルニアは重症になると、足のしびれやマヒといった症状も起こす病気です。ぎっくり腰と違って腰が痛くて歩けないのではなく、足がマヒして歩行困難になるという症状の違いもあります。

 

見分け方

ぎっくり腰もヘルニアも痛み方はほとんど同じですが、痛みが続く期間や範囲、その他の症状で見分けることが可能です。

 

ただ、病気を特定できないまま痛みを我慢して数日も待つのは悪化の危険性もあります。

 

検査を受けずに見た目だけで判断することは不可能なので、ヘルニアの疑いがありそうなら早めに病院に行くべきです。

 

ぎっくり腰なら3日ほどで急性期の痛みは治まるので、それを過ぎても痛みが続くかを目安にしてもいいでしょう。

 

ぎっくり腰もヘルニアも症状によっては放っておいても治ります。ヘルニアも軽度ならば様子を見つつ治療し、手術必須というわけではありません。

 

しかし、ヘルニアは足のしびれやマヒといった重症例もあるため、症状次第では早めに病院へ行き病気を特定するのが大切です。

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